人材育成事業-RIPS奨学プログラム:「日米パートナーシップ・プログラム」
平和・安全保障研究所(RIPS)は、1984年から2010年まで、初めフォード財団の、後に国際交流基金日米センター(CGP)の協力により、日本における安全保障研究の向上と若手研究者の育成のために「安全保障研究奨学プログラム」を実施してきました。同プログラムの修了生は2010年までに101名に上り、その多くが研究や実務の第一線で活躍しています。
2010年からは同プログラムを継承・発展させ、日米関係に焦点を絞った「日米パートナーシップ・プログラム」として実施しています。
当プログラムは若手の研究者および実務者に対して奨学金を支給し、また研究セミナー・研修プログラムを提供することにより、将来、日米関係研究をリードする研究者や日米関係を担う実務者を育成することを目的としています。当プログラムのディレクターに土山實男先生(青山学院大学 教授 / 平和・安全保障研究所 研究委員)と、神谷万丈先生(防衛大学校 教授)があたり、安全保障、外交、内政、経済など様々な面から日米関係や関連領域の分析と政策研究を指導します。
国内・海外研修について
当プログラムでは、国内および海外での研修を実施しています。
過去に実施した研修での訪問先機関は下記の通りです。
【陸上自衛隊総合火力演習見学】
研修場所 |
陸上自衛隊 東富士演習場
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【沖縄研修】
官公庁 |
防衛省 沖縄防衛局
沖縄県庁 地域安全政策課
航空自衛隊 那覇基地
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米軍施設 |
米国海兵隊 普天間飛行場
米国海兵隊 キャンプ・シュワブ
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【ワシントンD.C.研修】
官公庁 |
United States Department of Defense(米国防総省)
United State Department of State(米国務省)
Congressional Research Service(The Library of Congress)
Institute for National Strategic Studies(National Defense University)
在アメリカ合衆国日本国大使館
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シンクタンク |
The Brookings Institution
The Center for Strategic and International Studies
Council on Foreign Relations
East-West Center in Washington D.C.
Stimson Center
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大学 |
Elliott School of International Affairs(George Washington University)
Edmund A. Walsh School of Foreign Service(Georgetown University)
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募集について
第3期(通算第17期)奨学生を募集します
(※今期の募集は終了しました。下記は参考としてご参照ください)
奨学プログラムの内容とスケジュール
- 実施期間: 2014年7月~2016年7月
- 募集人数: 7名
- 研究セミナー・個別研究スケジュール
- ・オリエンテーション: 2014年7月19日(土)
- ・夏季集中セミナー: 2014年8月
- ・定例セミナー: 2014年9月以降の毎月、原則第三土曜日に実施。
- ・国内研修(沖縄訪問を予定): 2015年初頭頃
- ・海外研修(米国訪問を予定): 2015年夏頃
- ・個別研究指導会: 2015年3月・10月、2016年3月
- 研究論文の発表
- 各奨学生は、ディレクターの指導を受け、2016年7月上旬までにプログラム期間中の個別研究に基づく成果を日本語の場合には2万字程度の研究論文にまとめて提出し、その後、専門書誌に発表するものとします。なお、英語での論文発表を奨励しています。
応募資格
- 日本国籍を有すること。
- 関連する分野において修士またはそれと同等以上の学歴を有すること。
- プログラム開始時点(2014年7月19日)において原則として35歳以下であること。
- 日米関係、もしくは日米関係を安全保障や国際政治経済などの専門分野に取り入れて研究していること、あるいはその計画を有していること。また現在、日米関係に関する実務に携わっているか、将来携わることを希望していること。
- 政策指向の研究に関心があること。
- 英語で講義を受け討論に参加できること。
- 上記オリエンテーション、夏期集中セミナー、定例セミナー、研修の全てに参加可能であり、かつ個別研究を確実に実施できること。
奨学金の支給
- 奨学金として2年間で60万円を支給するほか、研究セミナーに出席するための旅費を所定の基準により支給します。